5年

ドッグシッターのこと
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支えてくださったお客様のおかげで、今年で仕事を始めて5年を迎えることができました。
ありがとうございます。
今年はなにより、バルが死んでしまったのが一番大きな出来事です。
仕事を始めて5年ということは、バルが動物園からうちに来てからも5年だった、ということです。
専門学校を卒業して、3月9日くらいに連れてきたので、本当にちょうど5年。
連れてきたその日から死んでしまったあの日まで、一日も離れたことはありませんでした。
犬種的に寿命が短いのはわかっていたので、2,3年と覚悟はしていたものの
年をとっても全然衰えを見せず、これは長生きしてくれるかもなあと思っていた矢先の突然の死でした。
心身ともに犬に支えられて生きている自分にとっては一番大きな支えがなくなりました。
ジルも大きいですが、ジルには実家の家族も居ますから。
できれば隕石でも落ちてきて、みんな一緒に死ねれば悲しくも苦しくもないのになあと思っていましたが、
それもかなわず一番平凡な結末となりました。自分が先に死ぬよりはマシでしたけど。心残りすぎます。

ジルは実家から引き取ってしばらく自分が世話をしているので、ここ数年では目も歯も体も一番健康な感じがします。
老いているのは間違いないですが。きっとまだしばらくは、この小さくて弱い生き物のために生きることができます。

仕事も幸か不幸か、去年の前半は毎日行く家が多すぎて異常に急がしかったものの、
後半に入って死んでしまったり必要なくなったりして毎日行く家が激減。
ずいぶん楽になりました。収入も当然減りましたが。
なんとか家賃は払えているのでそれくらいでちょうどいいです。

バル以外にも今年も多くの犬たちが亡くなりました。
新しいお客さんも増えているのですが、お客さんの数が増えると、確率的にどうしても遭遇率があがります。
生き物である以上は避けられないことですけどね。

ずっと欲しいモノもやりたいこともなにもありませんが、今年も一年、少しでも多くの犬が元気でいられるように望みます。

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