テレビのちから

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テレビの力はすごい。それは間違いないと思う。
どこぞのドッグパークの件でもそれは発揮されたし。


でも、だからこそきちんと使って欲しいな、と。本当にそれは思う。
今、地上波で見れる動物番組もいくつかあって、自分もいくつかは見ています。
毎回見れるわけではないけれど。
ちなみに志村どうぶつ園はバラエティ色が強すぎるので見てません。
この番組は以前、やらせがどうこうと言われていましたが、まあ別にいいのではないかと思う。
バラエティだから。

それはいいとして、先日、金曜の7時からやっている番組を見ていて、ん?と思いました。
あの番組もそう見ていませんし、バラエティ色が強いのであまりうるさいことは言いませんが、
例の「がけっぷち犬」の譲渡を取り上げていました。
ひとりの女の子が、譲渡に応募したものの、残念ながら落選。
今度は姉妹犬に貰い手がなかったことを知って泣いて、再度譲渡会があったときに
応募してまた落選、でも貰い手はちゃんとあったからひと安心、という話でした。

おっかしいなあと思ったのは、姉妹犬以外にも16頭も残ったってことに一言も触れなかったこと。
なんで?

そのあと、もらわれて行った犬が散歩されているシーンも映していましたが、明らかに
不安がっている犬を無理やり飼い主が抱きしめて、ナレーションは、
「よかったね、信頼関係を結ぶことができて」みたいなもの。
犬が不安がっていた理由がテレビのせいなのかなんなのかはわかりませんが。

お話を作るのも結構ですが、せっかくの機会なのに真実を避けて美しく作りすぎでは。
まあ視聴率の方が大事でしょうけどね。もったいない、と思いました。

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コメント

  1. ゆ~みん より:

    動物物の番組はどれもそこそこ人気がありますよね
    全ての動物番組が毎回1分(できれば5分)でもいいから事実を伝えてくれればペッの環境はよくなっていくと思うんです

  2. じる より:

    間違いなく目的が違うんでしょうね。製作側は。
    法律で決めてくれればいいのに。
    動物関連の番組は必ず促進的なことだけでなく、抑制的なことも入れることとか。
    消費者金融のコマーシャルみたいな感じで。
    「ご利用は計画的に!」って感じで。

    「シンドラーのリスト」って映画を思い出しましたよ。
    白黒の映画なのに、一人だけ赤いスカートの女の子が居て。特別扱いだから助かるのかな?と思いきや、ゴミみたいに積まれた死体の中にその子も居て。
    ああいう扱いをすることで、大多数が殺害された事実を強調するスピルバーグはすごいって思いました。

    なんか新しいコラム色とかイマイチですね。
    またちょっといじります。