なんであげちゃダメなのさ?

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野良猫にゴハンをあげてはいけない、と以前から書いています。
しかし、どうしても理由が理解できない方がいるようですので、
もう一度説明しておきます。
(参考以前のコラム
異論等あれば言ってください。

この世には植物、動物などなど、いろんな生物が存在します。
そして生物それぞれには、生活していく上での適正な個体数というのがあります。

被捕食者は数が多くて、捕食者は数が少ないということです。
まあこれは説明しなくてもわかると思いますが、食べ過ぎて獲物が減りすぎれば自分も死んじゃうってことです。
食物連鎖ってやつですね。
食べ物がなければ死んでしまいますので。

環境に存在する食料の生産量に見合った個体数。それが適正な個体数です。
それを外れれば、普通は是正されるように連鎖が働くものです。うまくしたものです。

そんな中、連鎖の枠を超えて、自分で食物を生産できる動物もいます。
一部のアリもキノコを栽培したりするらしいですが、なによりヒト。

食べる分以上に大量に食物を栽培、採集する技術を持っています。
ヒトはそんな技術があるために、異常に繁殖した動物です。

今急に「採集のみで生きていけ!」と言われたら、どれくらいの人間が食べていけるでしょう。
それでも生き残れる数が、「環境上適正な数」といえるかと思います。
人はそれを超えて生きているので、当然どこかにしわ寄せはいくのでしょうが。
他の生き物の生活の場、狩の場を奪ったり。

さらに、余った食料を他の生き物に与えることで他の生き物も
異常に繁殖させることができます。

東京都で鳩のエサやりが禁止になったときニュースでも話題になりました。
なんのデータもないですが、長年人が餌を与えて、きっと鳩は順調に増えてきたことでしょう。
これに急に自然にある餌を食べて生きていけ!と言ったわけです。
さて。どうなったんでしょうね。

ネコもこれと同じだって言っているわけです。
可愛そうなようですが、人がゴハンをあげなければ育たなかった子猫も多くいることでしょう。
それを人が介入して生き延びさせて、大人になったネコがまた子供を生みます。
ネズミ算式に増えていきますよね。増えただけゴハンがもらえるのであれば。

そして何年もたって、ゴハンをあげていたあなたが年をとって死んだとします。
そうすると増えすぎたネコはどうなるんでしょう?
ネコが自分で狩をして生きていけるならいいですよ。
その場は人間が奪いましたがね。
代わって地域の人が未来永劫支えてくれるならいいですよ。別に。

そうでなければ。自己満足で大量繁殖された野良猫たちは、食糧不足になるんじゃないでしょうか。

手を出すならきちんと先々まで考えて面倒を見ること。
目先だけなら、それはただの自己満足。
「ネコのため」のふりをした、自分のためです。
2006年10月02日(月)

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