最近、犬の介護をしています。お客さんの犬で。
写真の子ではないですが。
17歳を過ぎてめっきり体が弱くなり、歩くことが出来なくなりました。
トイレは外でしかしないので、抱いて連れて行かなくてはいけないのですが、
あいにく犬は中型で10キロ以上。そして飼い主さんも力がなくて、
数日は連れて行っていたそうなのですが腰痛になってしまったそうです。
そこで朝、夕とトイレに連れて行ってあげることになったのです。
その子が元気だった頃のことをよく知っているので、自分に
おとなしく抱っこされている姿を見ると、本当に弱くなったな…と
気の毒になります。
ところが数日そうやって連れて行っているうちに、急に元気に
なってきて、歩くようになったのでそろそろ用済みかもしれません。
今回はたまたま元気になってくれてうれしい限りですが、
老いは確実にやってきます。
それは例外なく、ジルにも。
ジルももう今年で9歳。いつまでも若い若いと思っていても、
ボールを追うときの勘の衰え、寝ているときの熟睡ぶり、
いろいろなところに老いの影が忍び寄ります。
目に見えるところでは、白髪。
あごの下とか、目の上とか、マズルのあたりとか。
あごの下はけっこう若い頃から増えてたけれど。
ここの飼い主さんは、「チワワは大人になると黒くなる」と
妹さんをだまして遊んでいたようですが、
白くなっていきますね。バルも背中に白髪が。
近所の黒ラブの蓮ちゃんも、ずいぶん白くなってきました。
黒ラブは老犬になると白ラブになるんだよね…。ウソです。
でも、飼い主が死んで白くなった黒ラブはいたんですよね。
「SONIA-白くなった黒ラブ・ソニア」です。
個人的にはこの話はちょっと脚色しすぎな感じがしますが。
犬が何を考えているのか…それは本当のところは永遠にわからないことです。
一部の犬種は、年齢とともに毛色が大きく変化するらしいです。
オールドイングリッシュシープドッグとか。
人も犬も、みんな年をとってきました。
衰えたと考えるよりも、変わってきたと考えて見守ってあげて、
いつまでも元気でいてほしいものです。
そして、もし寝たきりになっても、目をそらさずに最後までそばにいてあげたいです。
きっとみんな、死ぬときまで飼い主のそばに居たいでしょうし。
早く死にたいと思う犬はいないと思います。人と違って。
2006年04月12日(水)
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