犬たちの死

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年末から年始にかけて、たくさんの犬たちが死にました。
幸い事故はないのですが、老いも若きも、老衰、病死。相次ぎました。


出来る事ならば見ずに避けたいところですが、どういう縁か亡骸に対面する機会もとても多かったです。
大型犬を飼っている一軒は飼い主だけでは手に負えなくて、箱を作ったりお手伝いをしに行きましたし。
その姿に染みついた思い出がたまりません。

フィラリアが原因の子が数頭いたのが本当に残念です。最後とっても苦しみました。
防げるものなのに。飼い主は気付いていなかった事が多かったです。よく説明しておきましたが。
みんながちゃんと予防していれば、狂犬病なんかよりずっと簡単に絶滅できそうなのに。

仲間の死を認識できるのはヒトと、記憶の動物である象だけだ、とか言います。
実際多頭飼いをしている家で、残った子の多くは死体に対して無関心です。
飼い主はそれを見てショックを受けるようです。
こういうのは稀です。沖縄でも同じようなことがあったと聞きましたけど。
それはおそらく経験不足なのだと思います。
“認識してない”のではなくって、”もう行ってしまった”事を理解しているのではないかな?と思っています。
そこにあるのはただの、仲間だったモノ。中身はもうどこかに飛んでいってしまったと。
悲しんでも仕方が無い事を知っているのではないかと。
自分もそれくらいさっぱり考えられると良いのですが。
そのモノに染みついた記憶がどうしても悲しみを呼びます。

話は変わって、犬が死ぬと、すぐにどこかから同じ犬種の子供を連れてきて、同じ名前をつけて飼う方って多いですね。
あまり犬にかまわなず、外につなぎっぱなしとかそういう飼い方の方ならまあ理解できるんですけど。

妙に可愛がっている様子の方の場合は、少々その思考は謎です。

前飼っていた子にも新しく来た子にも失礼な気がしますがね。

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コメント

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