愛護センターからの刺客

愛護センター
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もう2年以上まえの話ですが、愛護センターの話を書きました。

参考:
2004.3.17 動物愛護センターについて
2005.6.17 愛護センター 改

先日、それを読んだ職員の方が、個人的に連絡をくださいました。
現状はそうじゃないよと。100%殺すなんてとんでもないと。
お忙しいところいろいろお話をありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。

特に、上記コラムのとおり、今は成犬譲渡が行われています。
それについて、譲渡できない犬が存在する理由は、当然凶暴であったりとか、
そんな理由が主であることはわかっていました。
職員の方のお話で新事実が。
病気で譲渡できない子もいるそうです。もちろん迷い犬等で保護された犬にも
いるのでしょうが、病気でもう世話ができないから…と殺してもらいにくるそうです。
病院に安楽死をさせに行くのはある話ですが、愛護センターでもそれをさせるとは…。
驚きでした。犬は絶対に自分から死は望まないと考えているので、
自分は安楽死?には反対です。どうしても殺すのならば自分の手で。
せめて死を見届けるのが責任だと思います。犬もそれならば諦めがつくかなと。
飼い主もそれくらいの罪の意識、苦しみを味わう必要はあるだろうと。そう思ってます。
センターに預けて終わり?すごいことです。
それなりの苦しみはあるんでしょうけどね。

まあとにかくいろいろ数字をいただきましたので、それは後ほど挙げます。

ただ、上のコラムでも2年前に書いていますが、言いたいのは、愛護センターの非情さではないです。
目先の数字だけをみているわけでは、ありません。
ヒトの傲慢ですが、長い目で見れば、改善の礎になるのであれば。必要な殺しもあるでしょう。
愛護センターの業務は当然必要だと思いますよ。

思うに、愛護センターには、つれてこられた犬を救う努力をして欲しいとは思いますが、
何よりも大切なのは、愛護センターへ犬をつれて来させないことです。
もちろん迷子は別ですよ。飼い主の意思でってことです。

そのためには、ひどい印象を持たせることも駆け引きとして有効だと思います。
職員の方が主張されるのは、「こんなにがんばって愛護の数字を伸ばしているんだよ」
ということだと思います。
それらの数字を述べて、「こんな感じですのでご検討いただければ。」と
述べておられましたが、検討することは自分にはあまりありません。
昔のコラムから、こちらへのリンクは貼っておきますけどね。

愛護センターががんばって里親を見つけていることを広告すれば、
それだけ愛護センターへ連れて行くことのハードルが低くなるのではないでしょうか。
さあドンドン連れてきなさいと。
きっと愛護センターの方には自分などにはない、もっともっと大きなビジョンがあるのかと
思われますので、とにかく教えていただいた数字、資料等を掲載します。

愛護センターへのハードルをあまり高くしても、捨て犬が増えるだけでしょうしね。
難しいところです。

以下教えていただいた内容です。公園で聞きながら書いたので、
数字等が違っている可能性大です。間違っていたらお知らせください。


・現在は、一週間留置。前より長くなっている。
・収容された犬の返還率は、H15からH17まで、ほぼ40%強。半分近く飼い主のもとへ帰っている
・譲渡数はH15からH17で、49頭、79頭、90頭で増加。殺処分は179頭176頭133頭で減少。

2006/8/16注:8/15日の話し合いにて、数値は愛護センター公式ホームページにて公開予定とのこと。
誤りがある可能性もありますので、上記記述は取り消します。

4日に1頭はもらわれている計算だそうで。
譲渡+処分数はまあ横ばいのような感じでしょうか。
これと返還率を足すと保護数とイコールになるのでしょうか。
なんにせよ、死なずに済む犬が増えたのはたいへんうれしいことです。
愛護センター方々の努力のたまものですね。

あとは、資料を一枚いただきましたので、以下をどうぞ。

で、あとになっていろいろ疑問点が出てきましたので、今度は以下の点の質問を
送ってみることにしました。お忙しいところを、本当に申し訳ありませんがご協力をお願いします。
また返事をいただけたら掲載いたします。

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・統計の値は名古屋市動物愛護センターのみの数値でしょうか?
・資料の保護された犬1063頭、 処理767(譲渡223、殺544頭) 差の296頭は?返還でしょうか?
・同じく猫5482等 処理5699(譲渡97頭 殺5602頭) なぜ保護数よりも処理数が多いのでしょうか?
・お電話で聞いた数と、譲渡数が異なっていました…。聞き間違えたようです。資料の方を正とすればよろしいでしょうか?
・一週間の留置期間は、迷い犬、飼い主が連れてきた犬両方に与えられるのでしょうか?
・動物を連れてきた飼い主に、殺されるのか、里親をみつけてもらえる可能性があるのかをその場で告げるのでしょうか?
・譲渡される子犬は保護されたもの?保護された親犬が身ごもっていたものでしょうか?単純に自分の疑問です
・犬を譲渡する際、選考で落とすことはありますか?また譲渡後の飼育実態調査についての実情。頻度、実態等教えてください。
・現在のペットショップでの生態販売、繁殖についてどう思われますか。
・ショップ等を将来的に愛護センター、保健所等で管理していくことはあると思いますか?(愛護法改定をうけて)
・殺処分をしている状況の写真等をいただくことは可能でしょうか?(こちらが取材にうかがうという形でも)
こんな風に殺しています、こんな犬が殺されましたという事を知らせたいです。
・愛護センターの役割、位置づけとはなんでしょうか?
・その他なにかご意見等ありましたら…。
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最後に。
愛護センターを悪く書いているようですが、そう受け取れるとしたら
非情に申しわけないことだとは思います。
言いたいのは、残虐さではないです。絶対に連れて行くなよってことです。
ですので、数字がどうこうは正直関係ないです。一頭でもそうやって
殺されるのであれば、同じことです。前にも書きましたが、悪いのは飼い主です。
愛護センターの職員の方々は、世の中に必要な仕事をしているだけなのです。
お互い、いつかはそんな動物をなくそうと、0に近づくための努力を
していければいいなと思っているだけです。

ただ、自分のような立場のものと違って、公共の立場からいろいろ
広くモノを見れるはずですし、強くモノを言えるはずです。
それらを活かして、今後も啓蒙にがんばっていただきたいと思います。
本当はアメリカのアニマルポリスのように、巡回して、
虐待犬を見つけたら即保護!とかできるといいんですけどね。いつかは。

自分は、手の届く範囲で少しずつ啓蒙を行いたいです…。
できることは少ないかもしれませんが。

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