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転ばぬ先の杖

そう言う言葉があります。
「転んでから杖を突いても遅いよ」という意味ですね。
失敗しないように前もって用意をしておくことです。

最近出張訓練を頼まれた人たちの傾向として、「吠えるようになったから」、
「咬むようになったから」なんとかしてくれというものが多いように思います。

気持ちはわかります。
まさかそんな風に成長してしまうとは思っていなかったでしょうし。
だいたい2〜5歳くらいの子が多いです。

そういった子を見に行くと、その度に思います。
「なんでもっと小さいうちにやっておかなかったんだろう…」と。
まあそんなことを言っても始まりませんが。

ヒトも含めて、動物の行動や習慣は、子供のうちの学習によるものが大きいです。
「三つ子の魂百までも」のことわざのとおりですね。

しかし、子は親の鏡とも言いますが、子供が学習をする時に、
お手本とするものは、親の姿なのです。
それが犬であれば、たいがいの場合は飼い主。

吠えるようになったり、咬むようになってしまった原因の
大半は、間違いなく飼い主の接し方にあります。
飼い主にはそのつもりはなくても、「吠えろよ」とか、
「咬めよ」と教えてきているような場合が大半です。

犬が吠えたり咬んだら大騒ぎで叱る。
一緒に騒いでくれて犬はうれしいでしょう。

それが大きくなってから急に変えようとしたって
なかなかうまくはいきません。

大事なのは、子供の頃からの、手本の姿です。
正しい知識を持って、犬の行動に対して正しい接し方をしてあげる、
それが一番大事なのです。

正しいお手本を見せてあげることで、ヒトが望むことを
理解するようになります。

できれば、子犬が4ヶ月くらいになったら
多少はそういったことを頭に入れて接した方がよいのではないかな?
とそう思います。
パピートレーニングをするのもよいでしょうし。

転ばぬ先の杖。
転んでからでは遅いのです。
いろいろな所にキズを負ってしまいます。






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